自毛植毛手術には術式が２種類アリ

長年にわたって薄毛に悩み続けていた私は、その原因がAGA(男性型脱毛症)であるのではと思い複数のAGA専門クリニックでカウンセリングを受診しました。
その結果、私の薄毛はAGAに起因するものだと判明し、受診したなかで最も信頼できそうだと感じた親和クリニック名古屋院にて自毛植毛手術を行いました。

術後数年の現在、移植した頭髪は元気に伸びており、ドクターが移植後を見越したヘアデザインしてくれたことにより、生え際や毛量のバランスなどに違和感がまったくなく、私の頭髪についての経緯を知っている人にも評判も良好です。
そんな自毛植毛ですが、手術の方式は大きく分けると２種類あります。ひとつが皮膚を切り取るFUSS法。そしてもうひとつが、皮膚を切り取らないFUE法です。

皮膚をシート状に切るFUSS法
狙った毛包をくり抜くFUE法
親和クリニック名古屋院のMIRAI法
新たな方法も用意
どちらを選ぶか

皮膚をシート状に切るFUSS法

FUSS法では、メスを使って側頭部や後頭部の皮膚をシート状に切り取り、その切り取った皮膚に存在している株(毛包)を採取します。採取した株(毛包)を髪が失われた部分に移植するという方法です。
この方式では、切り取った皮膚の分だけ上下の皮膚を引っ張って縫合し、傷口(開口部)を塞ぐ形になります。
以前、FUSS法の症例写真を見ましたが、後頭部に横一文字の大きな縫い跡(傷跡)が目立っていました。もちろん、周囲の頭髪を伸ばせば隠れるのでしょうが、やっぱり痛々しい見た目でした。また、皮膚を引っ張って縫い合わせるため、どうしてもその部位が突っ張るような違和感が出てしまうという意見も散見します。

狙った毛包をくり抜くFUE法

一方のFUE法は、移植する頭髪の株(毛包)を必要なだけ採取する方式です。後頭部や側頭部といった、AGAの影響を受けないと部位から株(毛包)だけをくり抜くようにして採取し、薄毛が目立つ部位にひとつずつ移植していく術式です。
皮膚を広範囲に切り取ることがないため、縫合手術のような傷跡は残りません。くり抜いた後は１ミリメートルにも満たないほどのごく小さな点となって残るのみです。このFUE法を独自に進化させたのが、親和クリニック名古屋院のMIRAI法というわけです。

参考：親和クリニック自毛植毛とは
https://shinwa-clinic.jp/medical/transplant/

親和クリニック名古屋院のMIRAI法

親和クリニック名古屋院ではMIRAI法という手法を採用しています。これはAGA(男性型脱毛症)の影響を受けにくいとされている側頭部や後頭部から移植する株を個別に採取し、それをAGAの影響により頭髪が薄くなってしまっている部分に移植する術式です。
移植元となる株(毛包)をくり抜くとき、そして移植するときには直径0.6mmという極細のパンチブレードなどを用いて移植部位を作成するため、他の方式に比べてより高密度に頭髪を移植することが可能です。後頭部や側頭部の株をくり抜いた部位からは、新たな頭髪が再生するということはありません。
そこで心配になるのが、くり抜いた跡が目立ってしまうのではないかということです。しかしそれは杞憂です。使用する機器が極細なため、くり抜いた１か所ごとの範囲は非常に小さい点のようなものです。また、周囲の頭髪を伸ばしておくことで目立たなくすることもできます。

新たな方法も用意

親和クリニック名古屋院にはNC-MIRAI(ナチュラルカバーリング-ミライ)法というコースも用意されています。これは株の採取部を刈り上げることなく、ドクターが1本1本を見極めながら採取していくという手法です。
基本となるMIRAI法に比べて価格が高くなります。しかし、周囲から手術したことが分かりにくいというメリットがあります。さらに新たにUnited-MIRAI法という新技術も導入されました。
これは、親和クリニックの自毛植毛MIRAI法とNC-MIRAI法の２つを組み合わせた新しい自毛植毛です。毛髪の状態に応じて、自毛で隠せる範囲は刈り上げずに株(毛包)を採取し、そうではない部位はNC-MIRAI法を採用するという、２種を組み合わせた手法です。

参考：親和クリニック United MIRAI法の特徴
https://shinwa-clinic.jp/medical/unitedmirai/

どちらを選ぶか

FUSS法では採取時に株をより分ける手間がなく、広範囲の皮膚とともにそれこそ根こそぎ切り取り、FUE法のMIRAI法では株を１つ１つドクターがバランスを考慮しながら採取していく。これが大きな違いです。
どちらも自毛植毛という同じ手段なのですが、そのアプローチはかなり違います。どちらを選ぶかは患者さん次第ではありますが、私は両方の術式を行う複数のクリニックにて無料カウンセリングを受けたうえで親和クリニック名古屋院に決めました。
やはり大きな傷跡は残したくないのと、信頼できるドクターやスタッフさんに出会えたことが決め手になりました。名古屋駅近くであり、交通の便が良かったこともプラス要素になりました。
また、他のクリニックで受けたFUSS法でできてしまった頭部の大きな傷跡を処置するために、親和クリニック名古屋院にてMIRAI法での再手術を受ける患者さんもいると言います。こういった情報も信頼できると感じた原因になりました。