拡大する女性の脱毛症状

新型コロナウィルス感染症の影響もひと段落したようで、ここのところ被害の状況を耳にする機会も減ってきました。
ひと頃はウィルスに感染してしまった方や人によってはワクチン接種後の副反応として、脱毛症状に襲われる方もいるとの情報もありました。
例えば、脱毛症状が発現した方は女性で、頭部全体の髪がまばらに抜け落ちてしまっている状態になってしまったというものでした。その方はウィルス感染後に脱毛症状が出始めたと報告されています。

若年時からハゲ化に悩まされ、40歳代で原因がAGA(男性型脱毛症)であると知り、親和クリニック名古屋院にて自毛植毛を受けハゲを克服したオッサンですからいいものの、女性で頭髪が抜け落ちてしまった方は、計り知れないほどの辛さがあるはずです。

女性の薄毛化

びまん性脱毛症という病名を耳にしたことはありますでしょうか。
びまん性脱毛症とは女性に多く見られる薄毛の症状で、全体的に毛髪のボリュームが減るのが大きな特徴です。
男性のAGAと同様に進行型の脱毛症で、脱毛量の増加、頭髪が細くなる、地肌が透けるなどの症状が見られます。
びまん性脱毛症は女性の薄毛を代表する症状で、FAGA(女性男性型脱毛症)と休止期脱毛症の２種類があるとされています。
FAGA(女性男性型脱毛症)は女性に見られる進行型の脱毛症です。
多くの場合、女性ホルモンと男性ホルモンのバランスが崩れることでFAGAが起こります。
また休止期脱毛症とは、何らかの原因によりヘアサイクルに乱れが起こり、休止期の毛髪の割合が大きくなり抜け毛の量が多くなります。

参考：親和クリニック びまん性脱毛症とは
https://shinwa-clinic.jp/medical/ladies/biman/

びまん性脱毛症の原因は

びまん性脱毛症は、加齢による女性ホルモンの減少が発症原因であるとされています。主な原因は３つあるとされています。

第一に加齢。びまん性脱毛症は、主にホルモンバランスの乱れによって起こります。
女性ホルモンはエストロゲンとプロゲステロンの２種類に分かれ、エストロゲンは皮膚・骨・筋肉など女性の身体を作る大切な働きをします。
そしてエストロゲンは、40～50歳代の更年期にかけて分泌量が一気に減少します。男性ホルモンの分泌量は変わらないため、ホルモンバランスが崩れてしまうのです。
それに伴い心身に変調を来たしやすいのですが、毛髪の場合は細くなったり、全体的なボリュームがダウンしたりします。

第二に出産時です。出産によって女性はホルモンバランスを乱してしまいがちです。
妊娠後期は子宮の機能を発達させるため、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が増加します。
これに伴い毛髪のハリツヤが良くなり脱毛量は減少しますが、産後はエストロゲンの分泌量が急激に低下するため、薄毛になりやすくなるのです。

そして、睡眠不足や無理なダイエットでも女性ホルモンのバランスが大きく乱れる可能性もあります。
睡眠が不足したり無理なダイエットを行ったりすると、視床下部・下垂体の機能が低下します。
視床下部・下垂体は女性ホルモンの分泌をつかさどっている機関です。そこが機能低下すると分泌が滞るうえ、自律神経の働きも弱まります。
自律神経の働きが弱まるとさらに女性ホルモンの分泌が滞るという悪循環に陥り、ホルモンバランスの乱れが一気に加速してしまうのです。

びまん性脱毛症は遺伝要素もあり

びまん性脱毛症の原因はホルモンバランスの乱れによるものですが、遺伝的に男性ホルモンの受容体が多いことが原因になることもあると言います。
男性ホルモンの受容体は毛乳頭と呼ばれる毛髪内の組織にあり、薄毛の原因物質である男性ホルモンDHT（ジヒドロテストステロン)が毛乳頭の男性ホルモン受容体と結びつくことで新しい毛髪の成長が阻害され、毛周期が乱れ薄毛が進行します。
この男性ホルモンの受容体の量は遺伝によって決まります。男性のAGAも同じなのですが、受容体はX染色体の変異によって生まれるため、X染色体を持つ母親から受け継がれます。
よって母方の家系に薄毛が見られると、びまん性脱毛症になる確率が高くなると言われています。

びまん性脱毛症の治療方法

びまん性脱毛症を治療するすべは多様にあります。まずは女性の薄毛治療用として開発された内服薬による治療です。
主な作用としては、発毛を促進させ脱毛を抑制する効果で、びまん性脱毛症に限らず女性の薄毛の症状全般に効果をもたらす作用を兼ね備えています。
副作用が少ないのも特徴で、世界的にもその効果と安全性が認められているため、安心してご使用いただけると言います。
海外のネット通販で購入できる商品もあるようですが、女性にとって禁忌である薬品も存在するため、できますれば専門医への受診からの処方を推奨したいところです。
また男性のAGA同様、びまん性脱毛症でも自毛植毛による症状の改善、薄毛の根本的な悩み解決を選択することができます。

薄毛の悩みは男女を問わず深刻です。悩まれている方は、手をこまねいているうちに症状が進行するばかりです。
薄毛が気になり始め、何とか食い止めたいと思い始めたら、まずは専門クリニックにて無料カウンセリングを受診してみてください。

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