頭髪以外の体毛は移植できるのか

私は成人して２～３年後に頭頂部の薄毛化が始まった悲惨な若者時代を過ごしました。私ほどではないにしろ若いうちから脱毛症状に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
私の場合、ハゲの原因がAGA(男性型脱毛症)由来のものであるということが判明し、奈々小屋駅近くにある親和クリニック名古屋院での自毛植毛による施術により、ハゲの悩みを克服することができました。 薄毛化の進行が急激な場合は、その原因がAGAであることが多いというだけで、薄毛の原因はひとそれぞれ存在します。

私はハゲに悩む期間が長かったので、一時期、周囲の人たちの頭部を自分と比較するように観察してしまうことがありました。 街中で、テレビ番組で、気分転換に向かったサウナや温泉施設などで、薄毛の方を見ていたある時、ふとこんなことを思いました。
「頭部が薄毛の人は体毛が濃いケースが多い」。

濃い体毛に悩まされた10代

前述のとおり、私は成人以降に薄毛の悩みが始まりました。しかし、体毛についての悩みは思春期からすでにもっていました。 手足のムダ毛はもちろん、胸部や背中の一部にまで体毛が生え始めたのです。10代の自分にとって、
これは非常に恥ずかしい現象でした。おかげで、海やプールなど人前で裸になるシチュエーションには行けずじまい。高校・大学では、友人と旅行に行くという機会でも事前に剃っておくという具合でした。

開き直ってしまえばどうということはないのでしょうが、当時の私にそれはできず、ひとりで悩みを抱え込んでいました。 似たような体験を持っている人も多いのではないでしょうか。

ホルモンの影響？

私は医師免許も薬剤師の免状も持たないただの素人です。肩書をつけるとしたら、個人的な薄毛研究家といったところでしかありません。
そのため、エビデンスなどという立派なものはもちろんなく、単なる観察した結果としての傾向でしかないのですが、やはり頭部は薄く・体毛は濃いめという人は多いように感じます。
すべての人の薄毛がAGA由来のものではないですけれど、薄毛は性別を問わず身体的なホルモン分泌の異常が原因とされることが多いです。

体毛が濃くなる大きな原因のひとつは、ホルモンバランスの乱れと言われています。ホルモンバランスが崩れ、男性ホルモンが優勢となると体毛が濃くなると言います。
つまり、食生活の乱れや過度なストレスは体調不良をまねくだけでなく、体毛が濃くなる原因にもなります。

参考：マイナビ ウーマン
https://woman.mynavi.jp/article/170203-16/

自毛植毛に体毛を使う？

そんな薄い頭髪、濃い体毛に悩まされていた私は、40歳代を迎え自毛植毛手術により薄毛の悩みを克服しました。
手術前の無料カウンセリングで体毛を頭皮に移植した場合についての質問をしてみました。
その答えは、技術的には可能だがお勧めできないと言うものでした。

理由としては、
① 体毛は長く伸びるまで成長しないこと
② 毛質が違いすぎること
③ 体毛と頭髪ではヘアサイクルが異なるため太い毛が育たないこと
④ 見た目に違和感が出る可能性があること
を説明されました。

考えてみれば、頭部にムダ毛としか見えないものが生えていたら、違和感どころの話ではありません。 現在、親和クリニックのホームページには、私が抱いたような疑問に答えてくれているページも用意されています。

出典：親和クリニック ドクターコラム
https://shinwa-clinic.jp/about/drcolumn/57/

この記事では、体毛も毛髪と同じく自分のものであるので、移植後に拒絶反応を起こすことはないと明記されています。
また、体毛はAGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の影響を受けにくいことから、移植後にAGAによる薄毛の心配もしなくてすむと説明しています。
ふと頭に思い浮かんだ無駄な体毛を処理しつつ、体毛をドナーとする作戦はもろくも潰えました。 やはり頭部で育つ髪の毛は、同じ頭部に生えていたものであったほうが何かと都合がよいようです。
とは言え、ドナーを採取する後頭部や側頭部も、体質や年齢によっては、望むだけの分量を採取できる状態にない場合もあります。
いろいろと無理なく、そして身体に負担をかけることもなく自毛植毛によるAGA治療を受けるのであれば、AGAが進行していない若いうちのほうが有利であることには間違いありません。 薄毛の悩みは根深いものがあります。親和クリニック名古屋院をはじめとした専門医のもとを訪れ、一日も早い処置で薄毛に対処してください。

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