雄々しい胸板、美しいシックスパック、ワイルドさをより強調する体毛。これらは主に男性ホルモンの働きです。男性ホルモンが分泌されているからこそ男性はがっしりとした体つきになるのです。
しかしここで一つの疑問が浮かびます。「薄毛の原因も男性ホルモンなのだろうか?」ということです。
薄毛の原因が男性ホルモンであるならば、上記の特徴も喜べなくなりますが実際はどうなのでしょうか。
こちらについて分かりやすくご説明致します。
男性ホルモンとは
男性ホルモンは、アンドロゲン(androgen)とも呼ばれるステロイド・ホルモンで、その中にはテストステロンのほか、ジヒドロテストステロン(DHT)、デヒドロエピアンドロストロン(DHEA)、アンドロステロン、アンドロステンジオン(androstenedione)、エピアンドロステロンなどがあります。
DHTやDHEAの作用や役割など、必ずしも十分に解明されていない事はありますが、男性ホルモンの主な作用についてはテストステロンをお考えいただければ、と思います。
出典 https://www.daito-p.co.jp/reference/androgen.html
筋肉や骨の形成を促し男性特有の体づくりをサポートし、健康維持に必要不可欠なのが男性ホルモンです。
男性ホルモンは男性だけのものではなく、女性の身体でも分泌されています。また反対に、男性にも女性ホルモンは分泌されており、バランスを取りながら健康を維持しています。
ここでは男性ホルモンをメインに取り上げますが、様々な種類があり役割も異なります。
テストステロンについて
男性ホルモンといえば一般的に善玉男性ホルモンであるテストステロンを指します。男性ホルモンの中で最も分泌量が多く、骨格の強化や筋肉の増大、体毛の増加、生殖機能の向上など男性特有の猛々しい体を作ります。
薄毛に関係する男性ホルモンは
これはジヒドロテストステロンです。性ホルモンのテストステロンに還元酵素の5αリダクターゼが結びつき生成されます。毛母細胞を委縮し、働きを低下させます。髪は毛母細胞の分裂により成長するのですが、ジヒドロテストステロンにより発毛を阻害されます。
ジヒドロテストステロンの量とAGA
ジヒドロテストステロンが多いと、AGAの進行は早まります。ジヒドロテストステロンが多く作られるかどうかですが、実は5αリダクターゼの分泌量により決まります。5αリダクターゼの量は個人差があるので、分泌量がもとから少ない人はジヒドロテストステロンも多く作られるわけではないのです。
薄毛の原因について
薄毛の原因は男性ホルモンの一つ、ジヒドロテストステロンであり、全ての男性ホルモンが原因という訳ではありません。男性ホルモンの大部分を占めるテストステロン自体は薄毛に影響しないということを知ることも重要です。
つまり男性らしさそのものを形作っているのはテストステロンなので、男性らしい体つきだというだけで薄毛の心配をする必要はありません。
5αリダクターゼの分泌量は遺伝的要素が大きく影響しています。しかし治療でジヒドロテストステロンの生産量をある程度ですが減らすことは可能と言われています。
まとめ
薄毛の原因は男性ホルモンの中のジヒドロテストステロンだということが分かって頂けたかと思います。関係する5αリダクターゼの分泌量も元の遺伝的要因に左右されており、完全に原因を取り除くことは難しいのです。
治療薬以外にも、自分の髪の毛が再び生える自毛植毛等幅広い選択肢を検討するのが良いでしょう。
薄毛で悩み、自毛植毛を検討している方は愛知県名古屋市の親和クリニック名古屋院のような植毛クリニックにご相談することをおすすめします。
投稿者プロフィール
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メディアに勤める40歳代。
最近は薄毛に悩んで自毛植毛に興味を持っている。
大の名古屋グランパスエイトファン。
伝説のプレーを見て以来、ピクシーは神様。
その他、プレミア、リーガ、セリエ、ブンデスリーグも大好き。
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