齢を重ねてきたことにより、身体の不調も顕著になってきました。
小林製薬の紅麹の件は心配なところですが、とくに足腰などの関節が痛むのでケア方法を調べてみたところ、グルコサミンやコンドロイチン、ヒアルロン酸というワードがヒットしました。テレビCMでも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか? 深く調べてみたところ、やや古いのですがこんな記事を発見しました。
参考:現代ビジネス
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/51559
経口摂取では効果は望めない?
記事を要約すると、「グルコサミンやコンドロイチンが軟骨の成分であることは事実だが、それを経口摂取しても大きな効果は望めない」というものです。 これは、毛髪を構成する物質をそのまま経口摂取したとしても体内でアミノ酸ヤブドウ糖に分解されるだけで、そのまま毛髪に、しかも気になる部分にだけ直接、効果があるわけではないというのと同じことです。
ヒアルロン酸についても同様です。しかし、ヒアルロン酸注射(関節内投与)については一定の効果が認められているようです。 そして、やはり経口摂取による有効性については、信頼できるデータは見当たらないとのことです。
これらサプリメントは、あくまで栄養補助食品であり、「病気などを治す・○○に効く」と明示してはいけないものになります。あまり過剰な期待を持つとがっかりすることになりそうです。
抜け毛予防につながる?
サプリメントに関しては、頭髪についても同様の状況になっています。 髪に良いサプリ。育毛に必須! などといったキャッチコピーは、枚挙にいとまがありません。
ただし、それを鵜呑みにして良いのかとが言いたいわけです。 サプリメントは栄養補助食品。髪の毛を構成する物質をそのまま経口摂取したところで、それはさほど効果が期待できないのです。
サプリで採れる育毛に必須の栄養素
販売されている育毛関連のサプリメントに関して、含まれている栄養素などが一般的です。 まずはタンパク質です。髪の毛の90%以上がタンパク質、なかでもケラチンで構成されています。タンパク質が不足した場合、髪の毛が成長できずに細く不健康な状態になってしまいます。そして抜け毛が増えてしまうリスクが高まってしまいます。
とは言っても、タンパク質の摂取で薄毛を完全に予防できるということではありません。食生活でタンパク質を摂取するのはもちろんですが、それを補うためにサプリメントを利用することも有効です。
また、サプリメントは色々なものに含まれています。例えば、「イソフラボン」が配合されている場合は、基本的にはタンパク質が含まれています。そしてイソフラボンにはAGA(男性型脱毛症)の原因とされている5αリダクターゼを抑制する働きもあると言われています。
次にビタミン類です。髪の毛を成長させるための栄養素であるのはもちろん、頭皮環境の正常化にも必要となります。なかでもビタミンの一種であるビオチンは、毛細血管を太くする作用があります。頭皮の血流を良くすることは、育毛にとって大切なことで、必須の栄養素であると言えます。ビオチンは、ビタミンB7と同じものです。そのため、ビタミンB群が含まれているサプリメント、または総合的なビタミン剤などが有効です。マルチビタミンの名で販売されている商品が多いようです。
そして亜鉛は髪の毛の発育に必要な必須となるミネラルです。体内では作り出すことができないため、どうしても食事などから摂取する必要があります。
また亜鉛は髪の毛だけではなく、人体を健康に維持するために必要不可欠なものなのです。亜鉛不足になってしまうと免疫力の低下や成長障害などに陥ってしまうこともあります。亜鉛はそのまま「亜鉛」と表記されている場合が多く、購入しやすいものかもしれません。
最後にノコギリヤシです。これは以前ご紹介したことがあります。ノコギリヤシに含まれるオクタコサノールやステロールなどの成分は、AGAを引き起こす要因である5αリダクターゼを阻害する働きがあるとされています。
また、男性機能の回復や頻尿の改善も期待できます。 「ノコギリヤシ」もそのまま表記されている場合が多いものになります。
細胞(核)に含まれる核酸とは
育毛にとって良いとされているもののなかに、核酸というものがあります。 核酸とは「リボ核酸 (RNA)とデオキシリボ核酸 (DNA)の総称で、塩基と糖、リン酸からなるヌクレオチドがホスホジエステル結合で連なった生体高分子」とのことですが、あまり一般的な成分ではないかもしれません。核酸は、細胞に含まれている生命の維持に欠かせない有機化合物で、人間のあらゆる部位の細胞(核)に含まれる成分だそうです。
髪の毛の細胞も、老化による核酸の不足が原因で白髪や抜け毛などの症状が発生してしまうのですが、核酸を摂取することでこの症状を抑制する効果が期待できると言います。 さらに核酸には、毛細血管を広げて血流の滞りを良くする効果もあります。頭髪へ栄養を届ける効果が期待できます。そのまま「核酸」と明記されているので分かりやすいものです。
これらはサプリメントに頼らず日々の食生活で摂取するのが良いと言えますが、自分の食生活を見直し、不足するものは、サプリメントを利用することも有効です。
しかし、摂りすぎるのも問題です。過剰な摂取は、成分によっては様々な健康被害につながってしまうこともあります。正確な知識を身につけること、そして体調を見ながら摂取することが大切です。
薄毛対策をも凌ぐAGAの進行力
こうして薄毛対策や育毛に関して日々、努力していても、抜け毛が加速し薄毛化が止まらない場合があります。遺伝から来るの脱毛症状の一種であるAGA(男性型脱毛症)に起因する薄毛化です。 AGAは発症因子を持つ男性が、成人を迎えた後の頃に発症する可能性がある脱毛症状を指します。
私の場合は20歳代の前半に頭頂部の薄毛化が顕著になり、その後に生え際も後退しました。 前頭部から頭頂部までがスカスカになりつつあるという、が悲惨な20歳代を過ごしてきました。 当時、話題になっている「薄毛に効く」というヘアケア用品は試しましたが、薄毛化がとまることはありませんでした。
私の薄毛化がAGA由来のものであると知ったのが40歳代に入ってからです。その時にようやく治療法や専門医の存在を調べました。そして複数のクリニックへ無料カウンセリングに赴きました。 足を運んだなかのひとつで、最も信頼が出来ると感じた親和クリニック名古屋院で自毛植毛手術を受けることを決めました。 JR名古屋駅コンコースの金時計から名駅通りを歩いても10分以内という便利な立地にあることも、何度か通うことを考えると親和クリニックに決めた遠因になったかもしれません。
そして、自毛植毛を選んだのは結果的に大成功。一時的な毛髪の脱落はあったものの、移植した毛包は元気に髪を生やし続け、長年にわたり悩んできた薄毛と決別できました。 現在、薄毛に悩まえている方は、サプリメントの摂取など日常的なケアも大事ですが、AGA由来の脱毛症状である可能性もあるため、一度は、専門医へと相談してみてはどうでしょうか。 そこではきっと、薄毛化を食い止めるアドバイスが貰えるはずです。
投稿者プロフィール
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メディアに勤める40歳代。
最近は薄毛に悩んで自毛植毛に興味を持っている。
大の名古屋グランパスエイトファン。
伝説のプレーを見て以来、ピクシーは神様。
その他、プレミア、リーガ、セリエ、ブンデスリーグも大好き。
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