私は女だから薄毛にはならない…という話をよく聞きますが、実はこれは大きな間違いです。男性であれ女性であれ、結論から申し上げますと薄毛にはなります。ただここが大事なことなのですが、薄毛になる原因が男女では大きく異なります。
例えばですが、女性が男性のように頭のてっぺんと前頭部だけが薄毛になるというのは考えにくいのです。これは後述しますが女性には男性ホルモンが少ないことが原因です。
実はこのように性別によって薄毛原因が異なることが普通なのですが、このことはあまり一般的には知られていません。そのため女性の方が同じ薄毛の薬だと思い、男性用の薬をつけて効果を実感できず、症状を悪化させるということが時折起こるのです。
このような事態にならないためにも、まずは正しい知識を知ることが大切です。男女別の薄毛の原因から対策まで説明します。
男性の薄毛の原因
薄毛とは、頭髪が薄くなり頭の地肌が見える状態のことです。この薄毛のパターンは、主に2つです。1本1本が細くなり地肌が見えるようになる人と、抜け毛が全体的に激しくなり薄毛になってしまうという人です。
抜け毛は、1日100本程度なら自然脱毛といえますが、150本以上なら異常脱毛を疑いましょう。朝起きたとき枕に髪の毛が30本以上も枕についている場合などは、異常脱毛の可能性があるでしょう。
男性の薄毛は男性型脱毛症(AGA)が原因であることが多いです。(もちろん全員がそうではないので注意です)
AGAの原因はまだ不明ですが判明しているメカニズムをご説明致します。睾丸や副腎から分泌されるテストステロンという善玉男性ホルモンがあります。これが毛乳頭にある酵素5αリダクターゼと結びつき悪玉男性ホルモンと言われるジヒドロテストステロンに変わります。これが毛乳頭にある男性ホルモンレセプターと結合すると前頭~頭頂毛の軟毛化を起こし、髪が成長する前に抜けてしまいということになります。5αリダクターゼが多い、毛乳頭のレセプターの感受性が生まれつき高いという人がAGAになりやすいと言われています。
この他にも、過剰なストレスで自律神経が乱れ、血行不良になると、栄養が届かなくなり、毛髪の成長が阻害されるということがあります。また不眠症になると、紫外線や排気ガスなどによる日常で受けた髪の毛のダメージを回復することもできなくなるのです。さらに脂肪分の多い食生活をすると頭皮環境が悪化し、頭皮が硬くなります。こうした血流の悪化も薄毛を引き起こす原因の一つだと考えられています。
女性の薄毛の原因
女性の場合はAGAはほとんどなくびまん性脱毛症の場合が考えられます。これは全体的に髪の毛が抜ける症状を言います。前頭部や頭頂部が抜け落ちるAGAとは分けて考えることが大事です。
女性は、女性ホルモンの減少で、薄毛になってしまうことがあるのです。それは女性ホルモンが減ると男性ホルモンの影響が強くなり薄毛の状態になるからです。つまり女性ホルモンは、生活習慣が乱れたり更年期に入ると減少することがあるのです。
これだけではありません。女性は出産後脱毛という症状を発症することもあります。出産前は女性ホルモンレベルが高くなるので髪が抜けにくい状態になりますが、出産後はその反動により抜けにくかった髪の毛が一気に抜ける現象が起こりやすくなるのです。
まとめ
性別による薄毛の原因について説明致しました。
薄毛で悩み、自毛植毛を検討している方はまずは愛知県名古屋市の親和クリニック名古屋院のような植毛クリニックにご相談することをおすすめします。
投稿者プロフィール
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メディアに勤める40歳代。
最近は薄毛に悩んで自毛植毛に興味を持っている。
大の名古屋グランパスエイトファン。
伝説のプレーを見て以来、ピクシーは神様。
その他、プレミア、リーガ、セリエ、ブンデスリーグも大好き。
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