発毛剤と育毛剤の違い

植毛

今年の夏は陽気が何か変ですが、皆様が元気に育毛活動していますか?
頭髪の健康を維持するためのヘアケア用品と言えば、第一に育毛剤が挙げられます。 育毛剤は既存の頭髪を育てるために有用な成分が配合されている商品で、その多くが医薬部外品です。
商品名が「薬用〇〇」となっていたとしても、日本の法制上では医薬品ではありません。
ちなみに医薬部外品とは、人体に対する作用が緩和なもので機械器具等ではないものと定義されています。

それに対して、髪を育てるというあいまいな表現ではなく、そのままズバリ抜け毛や薄毛に対抗するための商品が、医薬品の発毛剤です。今回は、育毛剤と発毛剤の違いについて調べてみました。

参考:一般用医薬品のリスク区分 厚生労働省 (PDFファイル)
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000050568.pdf

育毛剤とは

育毛剤というのは、その名のとおり「毛を育てる」役割をするもの。 無くなった毛を生やすのではなく、既存の頭髪を育てる手助けをする製品のことです。 毛が抜けてしまった毛根から「発毛」させる、つまり毛を生やす効果が認められるわけではないということです。

育毛剤は、ほぼすべてが医薬部外品です。これは、予防効果や医薬品よりは緩和だが人体に何らかの改善効果をもたらすものが含まれます。 小売販売においては医薬品と異なり、特に許可制度は定められていません。
コンビニや雑貨店など、薬剤師や登録販売者がいないような店舗でも販売しているということです。 その多くは、天然由来の「育毛が期待できる成分」をいろいろ配合してるコンセプトの商品が多いです。

いまのところ、厚生労働省が壮年性脱毛症の毛髪用剤として正式に発毛効果を認めた医薬成分である「ミノキシジル」を配合した薬であれば「発毛剤」と分類されます。
それ以外は別の分類であるということです。 そのため、発毛剤以外の育毛剤類の製品では、「毛が生えてくる!」と明言してはいけないことになります。

育毛剤に過度な期待は禁物

育毛剤とは、毛髪を生やすための薬ではなく、使用することでいま生えている毛を太く、そしてコシが出るように丈夫に育て、抜けにくくする効果を期待するものです。 薄毛に悩んでいる人にとっては、これはこれで効果があると言えます。
薄毛とは、抜け毛はもちろんですが、既存の毛髪が細く、コシがなく、弱くなってしまっている状態でもありますので。 その頭髪を強く育てることで、頭髪全体をボリュームアップさせることができれば、地肌が見える割合が少なくなり、薄毛が気にならなくなるといった効果もあります。

また育毛剤ではなく、発毛促進剤という製品もありますが、いずれも毛を生やす効果が厚生労働省から正式に認められているものではないので、これも育毛剤と同じカテゴリーであると言えます。 「発毛を促進する(効果があるかもしれない薬)剤」と考えておくのが妥当です。

発毛剤とは

発毛剤というのは、毛を生やす効果を期待できる一般用医薬品のことを指します。
一般用医薬品とは、医師による処方箋を必要とせずに購入できる医薬品のことです。 クリニックで医師による診察を受け、その後に処方箋を貰ってから受け取る医薬品ではなく、街中にある薬局やドラッグストア(薬剤師)などで手軽に購入できる品物。
つまりは、一般の人が薬剤師等から提供された適切な情報に基づき、自らの判断で購入し、自らの責任において使用する医薬品ということです。市販の風邪薬や胃腸薬などがそれにあたります。

一般用医薬品は第一~三類までの区分けがなされており、第一類医薬品を販売できるのは薬剤師の常駐する店舗販売業や薬局のみで、情報提供を購入者に積極的に説明する義務があるとのことなのです。
第二・三類医薬品は、薬剤師または登録販売者が常駐する店舗のみで販売でき、極力購入者へ内容、成分、その他の注意事項の簡明な説明が求められるという努力義務が生じます。
ただし、購入または譲り受けた者が、説明を要しないと意思表示すれば適用されないとのことです。 双方ともに、薬剤師や登録販売者の常駐する薬局やドラッグストアでしか購入できないのは変わらないのです。

ミノキシジルの有無が効果の違い

一般的に「発毛剤」と呼ばれている製品には、ミノキシジルが配合されています。
ミノキシジルは、血管拡張薬として開発された後に発毛に効果が認められたものです。 このミノキシジルが配合されていることにより発毛効果を明記できます。

名古屋駅の近くにある親和クリニック名古屋院で自毛植毛手術を受けるまで、長年にわたりAGA(男性型脱毛症)由来の薄毛に悩んできました。
自毛植毛手術を受けるまでは数々の育毛剤を試してきました。 いずれも顕著な効果は認められずAGAによりますます薄毛化は深刻な状態になってしまいました。
思い悩んでいたところに自毛植毛の存在を知り、数軒のクリニックで無料カウンセリングを繰り返し、親和クリニック名古屋院を選択。
自毛植毛に加え内服薬のデュタステリドと親和クリニック独自の外用薬ハイブリッドミノキシジルを定期的に処方してもらい日常のルーティンとしたところ、AGAを食い止めることができています。

参考:親和クリニック名古屋院 https://shinwa-clinic.jp/nagoya/

AGA由来の薄毛化なら専門医へ

AGAやFAGA(女性男性型脱毛症)を原因とする薄毛化には、育毛剤では抗うことはできません。
もし、年齢や性別を問わず少しでも薄毛が気になるようでしたら、是非とも専門医のもとへ相談に赴いてください。 カウンセリングだけでしたら無料で受信できますし、少なくとも私がお世話になった親和クリニック系列でしたら強引に治療を勧められることはありませんでした。

薄毛の対処は、若ければ若いほどその効果は高いと私は考えます。 薄毛の悩みとは、頭髪を失うことはもちろんですが、周囲からの好奇な目にさらされることです。
経験者として言えば、若いうちから薄毛イジリをされ続けると、精神的なストレスにより性格や生活スタイルにも影を落とします。もちろん、AGAが進みすぎるのを早めに防ぐというのも大事です。

メリットあればデメリットも

発毛剤には、医薬品である以上、少なからず副作用というリスクが存在します。
しかし、医薬部外品ではそのリスクを少ないのが利点でもありますね。人によっては医薬部外品でも副作用的な症状が皆無ではないので、その点は注意が必要です。

また、育毛剤においては、頭皮環境を改善させる効果が係れているものも少なからず存在します。 毛細血管の血行不良や頭皮の荒れ、分泌される皮脂のバランス不良など、問題を抱えている頭皮では、頭髪の健康を維持することは困難です。

頭皮をケアすることは、既存の毛髪を育てるうえでは欠かせない行為ですので、積極的に行ないたいものです。 発毛剤、そして育毛剤、使用するに当たっては、双方ともにメリット・デメリットがあります。
薄毛の状態、頭皮の状態、もちろん身体の健康やフトコロ具合などを考慮しつつ、最適な製品を選んでもらいたいです。

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投稿者プロフィール

名古屋 三郎
メディアに勤める40歳代。
最近は薄毛に悩んで自毛植毛に興味を持っている。
大の名古屋グランパスエイトファン。
伝説のプレーを見て以来、ピクシーは神様。
その他、プレミア、リーガ、セリエ、ブンデスリーグも大好き。